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SUZUKI Address110 1998年モデル 2002年1月〜2003年1月


バイクの最大のメリットのひとつは手軽なことですが、その代表格がスクーターでしょう。スクーターの中でもお勧めなのが、原付二種もしくは250ccのスクーターです。バイクをひとつしか持たないような場合は高速も走れるし、車検もない250ccが良いですが、さすがに少し大きいので、チョイ乗り重視であれば、やはり原付二種でしょう。いわゆる原付は30キロ制限があったり、二段階右折をしないといけないため、早いし、軽いし、小さいし、安い原付二種がお勧めです。この原付二種とは平たくいうと原付よりは大きくて125ccまでのバイクのことです。最近はこのクラスも充実してきましたが、最初のうちはスズキのアドレスV100が圧倒的な強さを誇っていました。これは原付の車体にそのまま倍のエンジンを載せたように思えるバイクです。素人目には車体剛性などを無視して適当に作ったようにも見えますが、安くて早くて小さくて50ccではないという市場のニーズを見事にとらえ、ヒットしました。
という訳でチョイ乗りようにアドレスの中古を物色していたのですが、やはりこの手の便利なバイクは誰かがいらなくなっても回りの友人からBIDが入るため、なかなか市場に出回りません。いろんなバイク屋さんに当たってみましたが見つからず、がっかりしていたところにあるバイク屋さんから「アドレス110の中古なら今度入荷しますよ」との連絡があり、アドレス110デザインが気に入らなかったのですが、性能も良いし、結局、物を見ずして決めました。入手後は確かに便利だし、早いし、思ったより乗り心地も良いし、気に入っていましたが、台数削減キャンペーンの折り、これまた泣く泣く手放すに至り、今は友人のセカンドバイクとして元気に働いています。

空冷2ストケースリードバルブ単気筒、最大出力10馬力、最大トルク1.3kg、乾燥重量93kg、初期型の発売は1998年、1998年モデル新車価格は25万円くらい