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夏休み恒例 北海道ツーリング (著者T君) August 2004

事前準備

今回のツーリングの事前準備として、2点ほどマシン変更。

* マフラーを新調、アールズギアのワイバンソニックを装着 標準仕様のマフラーは耐久性・消音性に秀でる一方、マシン制作の諸制約上どうしても重量がかさみ、パワーも抑えられる。そこでアールズギアのワイバンソニックマフラーを今回のツーリングに合わせて購入した。このマフラーを装着すれば13kg軽量化と13%のパワーアップが実現するため、車体は軽くなり、アクセルもブレーキも効きを増す。ちなみに音も静か。

*防風カウルを外す 自宅に駐車してあったバイクが運転下手な車によって当て逃げされてしまったため、5万円もする防風カウルが破損した。そこでこれを外して北海道ツーリングに臨む事となった。90km以上のスピードでは風による疲労が大きくなるため、疲労が心配・・・・・・・



一日目 8月31日
ツーリングの前日台風が襲来したため雨が心配されたが、そこは天候に強いハイスピードツーリング友の会、出発当日の午後には雨が上がった。 Tさんとの待ち合わせは東北道・蓮田SA。初日の宿泊予定地は岩手県なので、高速道路主体で500~600km程度の走行となる。

高速では基本的に安全運転で走りながら、時折お遊びも入れて気ままに走った。途中180kmで爆走してくるソアラがいたので、「お、"XJR1300+ワイバン"の実力を感じるチャンス」と思い、抜かれざまにアクセル全開。 マフラーは心地よい快音を奏で、2~3秒で追いついた。流石にパワーウエィトレシオ1.8(hp/kg)は加速が鋭い。(尚、車のパワーウエィトレシオはポルシェターボで3.5程度。ランエボ/インプレッサWRXで5程度。一般の車は10~15くらい。)

こんな事をしていると、我々は関東圏を過ぎ去った台風に追いついてしまった。台風は時速50km程度なので、平均時速100kmの我々の方が速いからしょうがない・・・。 だがラッキーな事にちょうどその辺りが宿泊の目的地。もう少し目的地を先にしていたら、追いついた台風の中を走る羽目になるところであった。 ペンション「ショートホーン」は貸しきり状態だったの、広々と温泉に浸かった。食事は名物のしゃぶしゃぶ。短角牛のお肉でのしゃぶしゃぶがペンション名物なので「ショートホーン」がペンション名となっているそう。美味しいお肉だったので食べ過ぎてしまった。。



二日目 9月1日
ペンションのおじさんにお願いして朝食時刻を早めてもらい、7時にペンションを出発。バイクで走っているとランドセル姿の小学生が手を振ってくる。手を振り返してあげると「ウオー」といて喜んでいた。田舎の小学生は純粋でかわいい。

今日は12時頃フェリーに乗る予定であったが、たまたま青森県を越えて最初のSAで給油した際話し掛けてきたDUCATI乗りの二人によると「台風でフェリーのダイヤは乱れており、次の青森〜函館便は10:30分、その次はいつになるかわからない」という事。バイクを積む場合には出航1時間前に到着しないとフェリーに乗せてもらえないので、間に合わせるためここから爆走モード。8時から1.5時間足らずで200km近くを走破しなければならなかった。「何とかいけるだろう」と信じつつ走る。 到着してフェリー乗船手続き所に駆け込むと、手際の良いお姉さんが「なんとか間に合います」と急いで手続きをしてくれた。安心してバイクをフェリーに乗せると、先ほどのDUCATI乗り2人も到着している。どうやら彼等は僕達を高速道路上で抜こうと頑張っていたらしく、どんなにペースをあげても抜けなかったと悔しがっていた。

そんなこんなで結果オーライでフェリーの船旅。おなかが空いて来たが、さすがにこれから北海道に上陸するのに、フェリーのカップラーメンで空腹を満たすのは切ない。 空腹をこらえつつ、休息を取った。