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夏休み恒例 北海道ツーリング August 2004


一日目 8月31日
四回目の北海道ツーリングの道連れはV-max君にしました。V-maxは長距離ツーリングに不向きな部分があるので、パニアケースを付けたり、スクリーンを付けたりと旅仕様にしてツーリングに臨みます。また、これまで北海道ツーリングは過去3回ともソロツーリングでしたが、今回は前半をツーリング仲間のT君との二人旅です。

ツーリング初日は台風の影響が心配されましたが、無事出発までには通り過ぎ、晴れた中を走り出します。高速道路を快適に走って最初の目的地であるペンション「ショートホーン」に無事到着。V-maxはカウルも付いてないし、ツアラーではありませんが、ことのほかツーリングの楽しいバイクでした。これも長寿の秘訣の一つかも知れません。貸切り状態のペンションで温泉と名物の短角牛しゃぶしゃぶを楽しんで初日は無事終了。

←HPに載っていた手作りの温かみを感じる地図 。







二日目 9月1日
二日目は海を渡るため、早起きして7時にペンションを出発。北海道ツーリングではフェリーの予約は必須(実は2002年のツーリングの際にフェリーを予約したかったために危うく北海道にたどり着けないところだったことがあります)ですが、今年も勿論予約はしてありました。フェリー乗り場へは12時くらいに付けばよいので余裕で走っていたのですが、某SAで、「台風でフェリーのダイヤは乱れており、次の青森〜函館便は10:30分、その次はいつになるかわからない」ということが判明。

バイクを積む場合には出航1時間前に到着しないとフェリーに乗せてもらえないことから、なんと9:30までに青森港に着かなくてはなりません。さあ、大変。幸い道はガラガラだったので、ちょっとごめんなさいして急ぎます。急ぐ時はやっぱりパワーがあると楽ですね。 なんとか青森港に到着してフェリー乗船手続き所に駆け込んだところ、窓口のお姉さんが職人芸のような手際の良さで瞬く間に処理してくれたお陰で無事にフェリーに乗り込むことができました。

函館に着いて昼食を食べようと去年行った御鮨屋さんを訪ねたところお昼は開いてなくがっかり。仕方がないのでバイクを停めてちかくを探そうとしたところ駐車場の管理人のオジサンから注意され、停めることもできない始末。逆に近くのお勧めすし屋さんを聞いたところ、回転寿司を勧められました。どうも厄介払いされたのではないかと思いましたが、言われた通りに近くの「館太郎」へ行ってみました。ところが・・・・。

食べてみるとこれが実に美味しかったです。感動しながら美味しいお鮨を堪能して、料金も一人2000円くらいでした。駐車場のオジサンありがとう。自分では決して行かなかったと思います。何事も詳しい人のアドバイスは聞くものです。

実はこの日は洞爺湖の宿を予約していたのですが、期せずして予定より早くついてしまったので、少し足を伸ばして札幌くらいまでいくことにしました。夕飯はホテル推薦の地元の大衆居酒屋でしたが、これも予想に反してとても美味しかったです。いやあ北海道は食べ物が美味しい。

ハプニングもありましたが、二日目も無事終了。


三日目 9月2日
三日目は、いよいよ最北端を目指します。泊まったホテルのモーニングおにぎりサービスを口に放り込んで、いざ出発。小樽方面を抜け、元マイカル小樽を一瞥し、その後は日本海の美しい景色を楽しみながら、北上を続けます。途中で寄ったドライブインのお母さんに獲れたてのトマトをいただいて、ますます北海道が好きになりました。

お昼は3年前に感動した「留萌の雲丹」。雲丹丼を食べて腹ごしらえしてのんびり走り続けると、2時に目的地の宗谷岬に無事到着。宗谷岬名物の、最北端食堂で一休みした後、近くの温泉に浸かって、筋肉の緊張も取れたところで宿に向かいます。

宿は去年お世話になった「北の宿」。あなた変わりはないですか・・♪。夕飯では隣に座ったおじさんとお友達になったのは良いんですが、やたらと酒を勧められて往生しました。お酒が美味しかっただけに断り難かったのですが、ツーリングの途中で二日酔いになるのは悲惨なので、なんとか誤魔化してふとんに潜り込みました。



四日目 9月3日
四日目はT君と別れて一人旅です。早く目が醒めてしまったので、五時台に出発することに。国道40号線を下っていると朝陽が登ってきました。あまり綺麗だったので、ちょっと停まって写真を一枚。快調に走っていたのは良いのですが、途中からまさにバケツをひっくり返したような土砂降りに会ってしまいました。ちゃんとしたレインウエアを持っていったのですが、すっかり濡れました。やっぱり雨の中バイクで走ると何をしても濡れます。

土砂降りの中数時間走って、ようやく雨が上がったのは紋別に着いた10時過ぎでした。さすがにお腹も空いてきたので道路沿いに見つけたカニ弁当屋さんに入りました。店長さんは東京出身の人で北海道の公共工事依存体質の話を生で聞いたりしながら雨で冷えた体を温めました。






食事が終わるとサロマ湖を目指します。折角なのでオホーツク海側から見てみようと思い、登栄床の方へ回ってみました。左下の写真はその時のものです。実は地図では道がつながっているように見えたので行ってみたのですが、しっかり切れていて結局戻りました。実は同じことを考えたバイクは他にも多く、結構戻ってくるバイクとすれ違いました。

サロマ湖を後にして、今度は美幌峠で一休み(写真右下)。北海道名物?の焼きとうもろこしを食べました。ほどなく宿に着き、ゆっくり過ごして、土砂降りに見舞われた四日目も無事終了。
















五日目 9月4日
さて五日目は苫小牧のフェリー乗り場を目指します。最終日はフェリーで大洗まで行くのでバイクに乗るのは今日が最後。朝ごはんをゆっくり食べていざ出発。

まずは太平洋を目指します。走っていると美しい釧路湿原が目に入りました。北海道の自然は美しい。

釧路につくと太平洋が見えてきました。北海道ツーリングは、日本海、オホーツク海、太平洋といろいろな海が見られるのが良いですな。

走っていると3年前に入って感動したカニ屋さんを発見!思わず、飛び込んでタラバカニを食べましたが、茹でてから時間が経っていたせいか、3年前の感動はありませんでした。うーん、感動は一期一会なんでしょうか・・・。

北海道はレーダーが多く、観光客はよく捕まるそうなので、景色を楽しみながら大人しく走って無事に苫小牧に到着。この日は天候にも恵まれてとても楽しい一日でした。



←帯広の近くの峠の展望台からの景色。青い空に低い雲が印象的です