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RZややロングツーリング 2005年7月17日

3連休を利用して久しぶりに小名浜に出掛けました。思えば鮨兼さんにはもう7年も通っています。相棒は最近整備が進んで調子が上場、じゃなかった上々のRZ君をチョイス。ちなみに先日、クラッチのフリクションプレートを23年ぶりに交換しましたが、開けてみたら一組固着していていました。交換後はクラッチの重さも軽くなり、つながりも良くなりました。

11時からなので、余裕を見て8時に出発。順調に首都高速を走っていたら掲示板に常磐道に事故渋滞の文字が・・・・。連休は事故が多いんですよね。 仕方がないので迂回して東北自動車道を通って、磐越から南下するルートを選びました。

実はこのルートは150km位遠回りになるのですが、RZは巡航速度が低いため、鮨兼さんに到着したのは12時半くらいになってしまいました。ちなみにこのところずっとパワーのありあまるバイクにばかり乗っていたので、RZくらい非力なバイクだといろいろと発見があります。

当たり前ですが、ギアの選択が重要ということです。V-maxやXJR1300やTDMみたいなバイクだと、どのギアだろうが、何キロで走っていようが、登りだろうが下りだろうが、加速したくなったら、そのままアクセルを開けるだけで良いのですが、RZだと僅かな登り坂でもシフトダウンしないといけませんし、追い越しする時もアクセルを開けるだけという訳には行きません。

また、ピーキーなため、ひとたびエンジンの回転数が6000回転を下回ると全くパワーが無くなってしまう(だからといって6000回転以上で爆発的に速い訳でもない)ため、本当に頻繁にギアチェンジを繰り返すことになります。ちなみにV-maxで6000回転以上を維持しようものなら、Vブーストが効きっぱなしになるため、とんでもないことになります。ちなみにトップだと200kmくらい出ちゃうし。

そういうわけで高速道路中心のツーリングにも拘わらず、左手に掛かる負担は相当なものですが、バイク運転の基本を再確認させてくれるのも事実であります。

4時間半、ほぼ休み無しでヘロヘロになって鮨兼さんに到着すると、大将が「いつもより遅いから明日来るのかと思った。」と、いつもの笑顔で迎えてくれました。今日は地物の雲丹丼がスペシャルメニューに載っていたので、早速注文。常連の役得で、内緒で雲丹を大盛りにしてくれました。それはそれは素晴らしい雲丹丼と裏の畑で獲れた新鮮なきゅうり(これがまた果物みたいに美味しい)を堪能して鮨兼さんを後にしました。

帰路は暫く順調に走っていましたが、水戸の手前くらいでバケツをひっくり返したような大雨に遭遇。カッパもないので、全身ずぶ濡れになって走っていたらほどなく雨は止み、無事に帰宅。23歳のRZ君は、合計8時間におよぶほとんど全開走行+大雨を元気に走りきりました。

それにしても雲丹が美味しかった。バイクの醍醐味は新鮮な食べ物を地元で食べられることだと再確認。また行こう。それからRZ君は相変わらず人気者で、今回も話しかけられました。今回はなんと若い頃、RX(35年前のバイクね)に乗っていたというおじさんでした。RZは多くの友達を呼んでくれます。

今回は約600kmの旅でしたが、TDM君と比べると流石に疲れました。燃費は平均17kmくらいでしょうか。うーん、効率悪い。まあ、もう二度と生産されることのない2サイクルエンジン独特の味があるので良しとしましょう。