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YAMAHA TY250S スコティッシュ 1984年モデル 1984年〜1987年12月


大学時代にウイリーが上手くなりたくてスズキのハスラーあたりで練習してたのですが、テクニックでウイリーするならやはり本格的なトライアラーが良いと思い、購入したものです。レース用のバイクに保安部品を付けただけで市販されただけのことはあり、実用性は最悪で、最高速は80kmくらいしか出ないし、コーナーリングは最悪だし、シートは無いも同然だし、ブレーキは効かないしと、酷いもんでしたが、トライアル的な乗り方をしたら、それはもう最高でした。

この子には鉄製の市販用バーツをレース用の軽いアルミパーツに沢山交換してあげました。その結果、性能はアップしましたが、乗りにくさもアップしました。スタンディングスティル(足を着かずにとまっていることです)の練習がてら家から会社まで、一回も足を着かずに通勤したり、ウイリーの練習をしたりと随分楽しみました。この子とのお別れは、CB750Fと一緒で、ロンドン勤務を契機にバイク好きの先輩に貰われて行きました。なお、この子との出会いは17年後のGSFやSRへと繋がるのでした。

空冷2ストピストンリードバルブ単気筒、排気量246cc、最大出力14馬力、最大トルク2.3kg、乾燥重量90kg、新車価格は37万5000円。