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YAMAHA XJR1300 2000モデル 2000年8月〜中略〜2005年4月


このバイクはいわゆるビッグネイキッドの代表格となっているバイクです。初期型のデビューは1994年で1200ccで232kg。1998年に1300ccになり、2000年に劇的変化を遂げました。最近のビッグバイクは水冷が多い中、空冷の並列四気筒という、まさに日本車のお家芸的構成。フレームもスチール製のダブルクレードル、リヤサスも二本ショックという実にオーソドックスな構成です。構成には斬新な手法は使われてきませんが、優れたメーカーが熟成するとここまで行くかという程の完成度の高さです。

買ったのは2000年の8月頃でした(左の写真が買った頃のもの)。きっかけとなったのはバイク屋さんで試乗させてもらったことですが、この子の前に乗っていたCBR900RRファイヤーブレードがあまりに乗りにくかったこともあり、もう走り出した途端に虜になってしまいました。僕のバイクライフの中でもお気に入りランキングの相当上位に位置します。2001年の北海道ツーリング行ったのもこの子です。

また、このバイクの開発を担当したヤマハの鈴木俊之さんと個人的にお友達になれたことも、この子が気に入っていた理由の一つでした。2001年5月に、一旦この子は僕の手を離れ、友人にT君に貰われて行きました。



そして3年くらいして、自分のもとに戻ってきました。走行距離は、友人に譲った時は8500kmくらいで、戻ってきた時は24278kmでしたので、16000kmくらい彼が乗った計算になります。状態はといいますと、 まず、僕が慣らしを含めて丁寧に乗っていたことと、次のオーナーも大事に乗っていたこと等により、大変良いコンディションでした。写真見ても新車みたいでしょ。

久しぶりに乗ってみましたが、ともかく軽い。このところV-maxやV-RODのように装備で300kgクラスの重量級ばかり乗ってましたので、この軽さには驚くばかりです。モータースポーツにおいて軽さがいかに大事かを再認識しました。エンジンの吹け上がりも素晴らしく、軽くレーシングさせるとドキドキします。加速力はいわずもがなで、高速道路ですら6000回転以上使う必要は全く無し。まあ免許に余裕もないので大人しく乗っておりますが・・・。車体も素晴らしく、コーナーリング時の接地感も素晴らしい。

タンクが大きくてガソリンが沢山入ることや燃料計や時計もついているし、ニーグリップもとてもし易く、下半身のホールドも抜群です。ブレーキもタッチ・絶対性動力も素晴らしい。このあたりはV-maxで苦労した点なので、余計にありがたみが身に染みます。それにしても良く出来たバイクであります。やっぱり日本のメーカーが熟成した製品は素晴らしい。

買うにあたって変更したのは、前オーナーが装着してくれたワイバンソニックマフラーをノーマルに戻したくらいです。ワイバンのマフラーはとてもよく出来たマフラーで、車重も軽くなるので、良いんですが、免許に余裕もないし、40過ぎの大人ということで、今回は元に戻しました。外したマフラーはオークションで売却して、若松君のレース費用の足しにしてもらうことにしました。これでXJR君は、完璧にノーマルとなりました。停めて眺めてみると特にエンジン回りが格好いい。子供の頃に憧れたCB750やZ2も皆この構成でした。やっぱりバイクのエンジンはこうじゃなくっちゃね。

空冷4ストDOHC4バルブ並列四気筒、最大出力100馬力、最大トルク10.0kg、乾燥重量222kg、2000年モデルの新車価格95万円



カスタムコーナー

集合間装着

可変式スクリーンを装着